なかむら内科へのお問い合せ

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予約制ではありません。
受付順に診察をしています。

時間 日・祝
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〒565-0874
大阪府吹田市古江台4-2-60
千里ノルテビル305
(北千里医療ビル3F)

お知らせ

2020.11.03 発熱や風邪症状で受診される方へのお願い 必ず事前電話予約して下さい!

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まだまだ新型コロナウイルス感染の陽性者数は減りませんね。先月辺りから大阪府内は100人を超える日が続いています。感染しているか否かを判定するPCR検査件数は毎日およそ2000件ですので約5%の陽性発見率です。幸い軽症者がほとんどなのがせめてもの救いです。でも、これから冬に向かいますので感染陽性者数は増えてきそうで、憂鬱ですね。

 

さて、当院は診療所の出入口が一つしかなく、疑感染者を隔離できる間取りになっていませんので、発熱された方・風邪症状の方の診察を通常の診察時間帯に行うことが出来ません風邪以外で受診される方とのニアミスを避けるために普段の患者さんの診察を全て終え待合室が空になった時点で、発熱・風邪症状の方の診察を行っています。診察を希望される方は事前に電話でご連絡頂けたら予約を致します。なお一人診察する度に診察ブースをアルコール消毒していますので、診察人数にも限りがあります。予約状況では予約日が少し先になる可能性もありますことご了承ください。

このため、事前連絡なく直接、当院に受診を申し出られても診察をし兼ねます改めて電話にてご予約下さいますようお願い致します。今年1月末から「発熱や風邪症状を呈する方は肺炎を疑うほどのひどい咳や倦怠感がなければ、4日間ほど自宅で養生し経過を観察して下さい。その上で新型コロナ相談センターにまず電話相談して下さい」と行政から要請されていました(左の写真は1月31日の新聞から)。しかし、このところ新型コロナへの恐怖感が薄れてきたせいでしょうか? 熱があっても直接、当院を受診して来られる方が増えてきました万が一、新型コロナに感染しておられたら(軽症の陽性者は大勢おられます!)、その場に居合わせた他の患者さんに移し兼ねません。新型コロナ感染を終息させるためにもマスク着用しお互いソーシャルディスタンスを取りましょう。

 

なお当院は新型コロナPCR検査もインフルエンザ迅速キット検査も出来ません。問診中心の診察でこれらの検査が必要と判断された場合は検査可能な医療機関へご紹介させて頂きます。

2020.10.28 厚労省さん、何考えてんねん。ちゃんとやってよ!

朝晩は寒くなってきました。流石にもうすぐ11月ですものね。

さて、インフルエンザ予防接種の件ですが、この時期になっても「予防接種無料のハガキが届いたから予防接種を受けたい」という高齢の方々が来院されます。えっ、役所から無料券が送られてきたから予防接種を受けるのですか? この現状に悩んでいます。

以前にこのお知らせでお話ししましたが、

   インフルエンザの流行を予防するためには若い世代の予防接種が最も大切です。

   高齢者の予防接種ではありません。

2001年の疫学調査になりますが、学童の集団接種には高齢者の死亡を低下させる効果があったと報告されています。

一方、高齢者や基礎疾患を持つハイリスク患者さんを対象に予防接種を勧めても高齢者の死亡を減らすことは出来ないという報告が米国などで多く出されています。このことは厚労省が最もよく知っているはずです。その昔、日本でワクチン接種のマイナス面ばかりが強調され、1990年代、学童集団接種が中止された時期がありました。しかし、その結果、高齢者の死亡数が増えてしまいました。一方、学童への予防接種は幼児死亡も抑えることが判っています。これらの研究結果は、厚労省が医者はこれでも読んで生涯勉強しなさいと言って来た教科書(生涯教育シリーズ87、日本医師会雑誌第143巻特別号:感染症診療update)にちゃんと書いてあります。

この効果を「indirect protection」(間接的予防)と表現し、これは公衆衛生専門家でなくても医学を勉強した人なら常識として知っていることです。

本来、インフルエンザワクチンは個人のためだけではなく、その家族や社会のハイリスクの人達を守るためでもあります。

本当に日本でインフルエンザを流行らせたくないのなら、真っ先に無料で幼児や学童に予防接種すべきです厚労省はこのことを知っていながら高齢者優先で予防接種を勧めて来てるんですね。厚労省のやっていることは理解できません。と今更言ってもね・・

当院は高齢者専用の診療所です。その点は自分の立場をわきまえて予防接種していますので、遠慮なく注射に来てください。

 

あの〜、当院で手に入れられるワクチンは既に予約で一杯です。申し訳ありません。

2020.10.28 年末年始の休診お知らせ

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1年経つのは速いです。半袖のシャツを仕舞い込んだらもう年末年始の計画です。

昨年の今頃は新型コロナの事なんか全く知らず、紅葉を何処に観に行こうかなんて家族で話していました。今年は、この冬何処まで新型コロナがぶり返すのか?インフルエンザも例年通り流行るのか?の話題ばかりです。本当に今年は新型コロナに振り回され放しです。来年は新型コロナ、勝手に終息して来ないかなあ・・・ 無理なんでしょうね、現実は。

 

でも、少なくともインフルエンザは流行しないと勝手に思っています。例年と違って、今年は37度Cの体温があるだけで職場や学校には行かず、自宅でテレワークする行動様式に変わっています。前回のお知らせでお話ししたようにインフルエンザに罹る・移すのは子供や若い世代です。インフルエンザは感染すればまず発熱・関節痛で気付きますので、無理して通勤・通学しなければ拡がることはないでしょう。一方、新型コロナは無症状の感染者が少なからずおられますので、気付かないまま外出しうっかり移してしまうことになります。これが問題なんです。

 

さて、今度の年末年始も休診日を設けさせて戴きます。今年12月27日(日)から来年1月3日(日)までの8日間、休診致します。

国が勧める1月11日までの長期休業! 信じられへん。当院は1月4日(月)から診療再開しますので宜しくお願いします。

左の写真は多くの人で賑わう神戸南京町の様子です。10月25日日曜日、いい天気でした。店先に並ぶ小籠包が美味しそうで、つい食べ歩きしてしまいました。

2020.10.14 当院では当面、新型コロナウイルスPCR検査もインフルエンザ検査も施行できません。

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10月も半ばになってきました。いい季節です。

さて、新型コロナです。この夏あたりからPCR検査陽性者数は徐々に減ってきていますが、まだまだ油断は出来ません。英仏ではまた増加傾向で飲食店の営業時間は短縮となりました。一方、我が国ではGoToキャンペーンのお陰で一部に賑わいが戻りつつあります。左の写真は先のお彼岸日、京都まで墓参りした後、産寧坂に寄り道した時の風景です。多くの日本の若い人達が徒然に楽しんでいました。この風景がどこの街でも見られたらと思いました。

 

厚労省は来たるインフルエンザ流行の時期に備えて、新型コロナPCR検査とインフルエンザ簡易キット検査を一緒に行える医療機関を特定すると発表しました。当院ではいずれの検査も残念ながら出来ません。当院処置室の換気が不十分なため、検体採取時にクシャん!と気道粘液が周辺に飛び散ると、そのあとの診療が出来なくなるからです。誠に申し訳ありませんが、PCR検査・インフルエンザ簡易キット検査を希望なさるかたは他の医療機関への受診をお願い致します。

2020.10.06 インフルエンザ予防接種について

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流石に10月に入り、朝晩めっきり涼しくなってきました。とても過ごしやすい気候で自宅に籠っているのが馬鹿馬鹿しい思いです。

 

さて、まず当院のインフルエンザ予防接種の予約状況ですが、誠に申し訳ありません。院内掲示で予約開始をお知らせしていたところ、9月15日で接種予定分(10月5日から11月末まで)の予約が一杯になってしました。国は今年は例年より13%多い6300万人分のワクチンを用意したと広報していますが、現時点でこの小さな診療所には予約の半分も届いていません。この調子だと11月に接種予定の方々の分や本当に予防接種が必要な若い人達のためのワクチンがきちんと届くのか心配しています。

ところが、どうも国は12月中旬までに6300万人分を用意するつもりのようです。

えっ、用意できているから予防接種を開始するのではなかったの? そう思い込んでいましたが、実は只今生産しているので届いた分から順次、65歳以上の高齢者を優先して接種し、そのうち新しいのが届くから10月26日になって若い世代を対象に接種するよう段取りしているようです。しかし、マスコミの報道を見る限り、そんな風には受け取れませんでした。まあ、マスコミの報道をそのまま信用するのも問題ではありますが・・・

無料扱いとなった65歳以上の高齢者が例年以上に接種を希望し若い世代の分まで使ってしまったら、どうなるのですかね? もっと心配です。

 

左の円・棒グラフは2012年のインフルエンザ感染者の年齢分布を示しています。インフルエンザに感染された方の大半は小児と働き盛りの人達です。この世代の人達が学校や職場、満員電車で感染し感染を広げています。本当に予防接種を必要とするのはこれら若い世代と思います。たった6%ほどしか感染して来なかった65歳以上の高齢者を優先的に予防接種して、果たしてインフルエンザの流行を抑えられるのでしょうか? 予防接種の目的は自分のためだけでなく、他の人への感染を起こさない流行を阻止するためにあるものです。

国が勧める今年のインフルエンザ予防接種の目的は何なんでしょうね?