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お知らせ

2021.05.13 今後の当院ワクチン接種の予定と最近、思うこと

先日の5月10日は当院を含む全国のあちこちでワクチン接種の予約受付がなされましたが、どこも僅かな予約数を求めて大混乱だったようです。待ちに待ったワクチン接種予約開始でしたが、肝心なワクチンそのものが圧倒的に少なく、かえって高齢者の方々の不満が募っただけでした。情けない話ですが当然の成り行きだったと思います。

菅首相は7月末までに3600万人おられる高齢者の接種を完了させると壮大なアドバルーンを上げました。なんと2ヶ月間でです。480万人いる医療従事者のワクチン接種が今年2月17日からスタートしたのですが、3ヶ月も経った今、まだ大阪府では1回目ですら39%しか接種できていません。当院スタッフもまだです。なぜならワクチンの配給が圧倒的に少ないからです。接種を受けやすい環境にいる私たちですら接種をまだ受けていないのに、5月から高齢者の接種を開始し7月に終えるなんて、どんな魔法を使うのか本当に気になります。

なるほど!厚労省健康局健康課予防接種室が6日、各都道府県衛生主菅部宛てに「5月から始まる高齢者の接種にワクチンが届かない場合があり、その場合は医療従事者用に配送されたワクチンを一時的に融通することも検討するよう」通達が出されていました。ふ〜ん、菅首相がアドバルーンを上げた手前、医療従事者への接種を遅らせてでも高齢者接種が5月から円滑に進むよう市町村に圧力を掛けているのですね! 5月10日以降、順次大量のワクチンを配布する見込みと厚労省は発表しましたが、これは見込みです。ここに来て俄然、ピッチが上がりました。総務省も地方自治体に7月末までに接種を終わらせるよう再三指示しているみたいです。なんででしょうね? そういえば今秋、衆議院選挙がありますね・・・ 以前、安倍首相の時にも忖度って言葉、話題になりましたが、菅さんの一言も凄いです。

はっきり言って接種が遅れている理由は国がワクチンを早く確保しなかったためです。法に法ってワクチン認可するには時間が掛かる? 安全性が第一? 今、一種の戦争状態でしょう。ワクチンを打つ前の予診票にも無駄な項目が多すぎます。もっと容易に接種できるよう法改正すべきでした。国会議員はなんで超党派でワクチンを巡る法改正せんのや〜

 

さて、当院は先日の予約受付で3ヶ月先までの予約が完了となりました。吹田市の第一次集団接種も予約完了となりました。

すみません・・・兎に角、ワクチンがありません。また、初めてのワクチンであり、アナフィラキシーショックの事ばかりマスコミが取り上げた時期があり、インフルエンザのように接種できません。最近はアナフィラキシー反応の事より、予約したくても予約出来ない事ばかり報道されますが・・・ 因みにこのワクチン、ヨーロッパから随時輸入しますから、もし輸入停止(輸出停止か)となったら、お終いです。

しかし、これで日本の本当の力がどれほどのものであるか知らされました。

当院予約受付終了後、早々から次の接種予約はいつからかと問い合わせを受けますが、吹田市にどれくらいワクチン配給があるのかで異なってきます。吹田市も国からの配給待ちですから将来のことを確約なんてできません。6月中旬に吹田市が第2次の集団接種の予約を図るとのことですので、この頃には当院へのワクチン配給量も明確になると思っています。ただ、次回の予約分は7月をとっくに過ぎた9月以降分ですので、菅首相の謳う7月末まで間に合いません。菅首相の言葉を信じるなら7月中に吹田市の集団接種や大阪府の大型集団接種会場に多量のワクチンが配給されることでしょう。お急ぎの方は集団接種を受けるほうが得策と思います。

2021.05.10 新型コロナワクチン接種の予約(第一次)は終了しました。

あっと言う間でした。今朝(5月10日)受付開始した新型コロナワクチンの接種予約は予定を超えた分まで完了してしまいました。

当初は6月分のみの予定でしたが、当院前ロビーには早朝から予約を求めて大勢の方がお越しになり、急遽、当院で確約できているワクチン数を計算し、7月とお盆休診前の8月分まで予約をさせて戴きました。それでもまだ多くの方が当日の予約ができず帰路に着かれることとなり誠に申し訳ないことでした。ある程度予想はしていたものの、ワクチン接種に期待を寄せる方が多かったということでしょう。当院の処理能力を超えた数の方が起こしになり、当院もパニック状態でした。午前診療の後、予約させて戴いた方々のお名前と2回目接種の予定日、更に当院に配給予定のワクチン数を確認する作業に入りました。終われば午後3時、それから昼食を取るという怒涛の半日でした。

その後も予約したいという問い合わせを途切れなく戴きましたが、手元に入るワクチン数は予約で一杯でお断りせざるを得ませんでした。本当に申し訳ありません。お急ぎの方は吹田市の集団接種(5月9日20時の時点でまだ2880人分の予約が可)のご利用をお願いします。今後のワクチン配給量の目処が立ち次第、新たな予約受付を計ることに致します。

なお、本日の予約申し込み時に予約受付ができず、「コロナワクチン予約整理券」1番〜49番を手渡された方は5月18日(火)から31日(月)の診療時間内に予約の手続きをさせて戴きます本券はあくまで予約されるための整理券ですので、本券では予約完結しておりません。当院にご持参下されば引き換えに正式な「予約日時を記載された接種予約票」をお渡し致します。予約票の引き換え期間を過ぎますと正式な予約ができませんので、その旨ご了解ください。

2021.05.09 5月10日からまず6月分のワクチン接種の予約を受け付けます

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緊急事態宣言は延長されました。重症の新型コロナ感染者をきちんと治療できる医療機関は限られていますから、患者さんが増えてしまったらどうしようもないです。阪大病院など国公立病院のICUを利用するのみならず、国際癌センターまで治療用ベッドを用意しましたが、追っ付きません。やはり感染しても発病を抑えられるワクチン接種に頼るしかないでしょうね。左には主要国のワクチン接種の接種率のグラフを読売新聞から転写させて戴きました。日本は少ない・・・いや、少なすぎる・・・(溜息)

河野担当大臣が9月には終えると言っていたところ、菅総理が7月末までに高齢者の接種をし終えるのだ!と発表しました。焦っておられるのでしょうが、地方自治体にとにかくワクチンをたくさん配る手配がついた?みたいです。

もし本当なら嬉しいですが、ワクチンだけ急に届けられても予防接種する人達の手配はつけてくれたのでしょうか? とにかくワクチンを送ったから3617万人もいる高齢者に2ヶ月以内で2回の接種を終えろ!って言うことです。7000万回の予防注射を60日間で行う・・・全国1日毎に100万回以上の注射です。凄い人海戦術を要しますが、アナフィラキシー反応を心配しながらの接種なのです。自衛隊にもお願いするようですが、彼らの身分保障を憲法ではせず、いつも最後の頼み・・・

 

さて、当院でも個別接種のワクチンを6月7日から開始します。ただ吹田市は集団接種が主体ですので、当院に届けられるワクチン本数は僅かです。毎月60人程度しか接種できません。皆さんの期待に応えられず申し訳ありませんが、集団接種会場に出向くことが難しい方々を対象にしているから止むを得ません5月10日(月)からその予約を開始します。取り敢えず6月分の予約ですが、今後もワクチンが届けられる限り当院での接種は続くと思います。ただ集団接種に比べ圧倒的に少ない接種回数です。吹田市の集団接種は今回だけでも18000人分以上用意されていますが、5月8日の時点でまだ4割しか予約できていません。まだ9000人分以上の空きがありますもし接種をお急ぎの方は吹田市の集団接種をお勧めします。当院も接種を続けますので、7月以降の予約は後日となりますが、早々にご連絡致します。

 

 

 

2021.05.04 新型コロナワクチン接種の受付と接種開始日について

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今年のゴールデンウィークも昨年同様、緊急事態宣言発令で何処にも出かけられず、ひたすら近所周りの散歩で過ごしています。近所に咲く花や木々に詳しくなりましたね(苦笑)一方、家族で外食する機会が減り、何処の持ち帰りがいいか考えるようになり食い意地が張ったと思います。早く、この緊急事態宣言で新型コロナの勢が減ってくれること祈っています。でも、減りませんね〜。

やはりワクチン接種が行き届かない限り、収束は難しいと思います。左には菅総理が7月中に高齢者の接種を終えたいと言ったため、急に自治体の計画が前倒しし始めたという記事を載せました。おいおい、医療従事者の接種率がまだ20%なのに、この計画、大丈夫なんですかね。因みに小生も接種まだです。参謀本部(政府)が立派な計画立てても物資(ワクチン)が届かぬまま現地の部隊は作戦決行!インパールでそんなのありました。嫌な予感がします。

 

さて、そのワクチンです。吹田市は市立6会場での集団接種を主体に計画しています5月17日(月)から高齢者の接種が始まりますので、是非、接種を受けて下さいね。一方、僅かながら個別の診療所でも接種出来るようになりました。

当院では5月10日(月)から予約を受付け、6月7日(月)から接種予定(一日一回正午に接種)です。当面ワクチン配給量が少なく、月火水曜日に各10名(1回目5名、2回目5名)ずつの接種ですが、配給量が増えてくれば接種人数も増えると思います。また高齢者の後、65歳未満の方々への接種と続きますので、当院での接種期間はエンドレスです。

なお、予約時にお渡しする書類がありますので、予約は当院受付窓口でのみ行います。電話予約はしておりませんので、ご了解のほどお願い致します。また本当に配給量は僅かです。院長一人しか医師はおりませんので、病状や身体状況のよく知ったかかりつけ患者さんに接種を限らせて頂きます。

2021.04.26 新型コロナワクチン接種はかかりつけ患者さんに対して行います(第二報)

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遂に大阪・京都・東京に緊急事態宣言が発令されました。大阪で医療崩壊が来てしまったから止むを得ないですね。日本にはたくさんの病院ベッドがありますが、新型コロナに役立つベッドは少ないということが露見してしまいました。だって、ベッドばかり多くても肝心な感染症に長けた医師と看護師が居なければ役に立ちません。先日、あるテレビ番組で司会者が「感染者が減りかけた夏の間に何故、新型コロナ感染者用の入院ベッドを増やさなかったんですか? 怠慢です!」と強い口調で話していました。しかしね、寝るベッドは簡単に増やせるけど、治療や看護のできる医師・看護師は数ヶ月間では養成出来ないでしょ。それに養成される医療スタッフも元々は別の部署で頑張って仕事している人達であり、養成期間を含めて本来の職務を停止させる訳です。結局、他の診療を縮小させることになり医療崩壊に繋がります。普段からもっと余裕を持って医療スタッフが働けるようしておくべきだったのです(あくまで結果論ですが・・)。医者の数が足りん! 

そういえば「医療費亡国論」という厚労省の偉いさんが出した論文がありました。現状の医療体制で行くと日本は医療費ばかり増えて社会の活力が失われる・・・総論には賛成ですが、結局の各論は医療費削減の為に医師数を制限しようってことに。先進国と比べ医師数は本当に少なく皆、時間外労働して頑張っているのに本末転倒です。

さて、本題です。

吹田市も診療所での予防接種が可能となりました。当院は6月1日から予防接種出来るよう準備中です。予約開始は5月10日ごろを予定していますが、吹田市からの式な指示を待っているところです。出次第、具体的な予約の仕方をお知らせします。

ただ予防接種を受けられる方は当院に通院中の方に限ることにします。「えっ、不公平や! 誰でも接種できるやろ〜」って声も聞こえそうですが、ワクチンで副反応やらアナフィラキシーが起こるかもと言われている最中、馴染みのない方に接種できる自信はありません。院長1人、看護師3人で対応しますから、病状のよく知った方にのみ接種させて戴きます初診の方や体調の思わしくない方は医療スタッフの沢山いる集団接種がお勧めですよ。

写真はファイザー製ワクチンを6人分取れる特殊な注射器です。日本では手に入りにくい注射器と報道されましたが、当院では以前から使っていました。顔面の痙攣を和らげるボトックスという薬を極少量、顔面に注入するためです。当院での予防接種にもこの注射器を使うと思います。